Greeting
院長ご挨拶

このホームページにたどり着いて下さったすべての方とこの出会いに感謝申し上げます。
気功というと武術（太極拳）を連想されたり、ある種のオカルトと勘違いされる方もおられますが、気功には様々な流派や種類があります。私の専門は医療の一分野としての気功、そして中国伝統医療法である推拿です。

私の父方の曽祖父は中医学（東洋医学）の医師でしたが祖父は農林水産省の職員になり1970年代に何度も来日していました。
この祖父の影響は大きく、物心ついた頃から誠実な日本の人々や伝統文化、戦後の経済発展、そして祖父が担当していた日本の農産物等の話を聞いていたことで、幼少時から日本に対する親近感を持って育ちました。

両親ともに医師（父は中医学の外科医、母は西洋医学の内科医）でしたので病院や医療の環境は身近なものでした。
私自身は中医学に興味があり、医師を目指すのであれば中医学と決めていましたが、時代の流れと両親の勧めで大学時代は西洋医学を専攻し、整形外科医としてキャリアをスタートすることになりました。

薬や手術による治療法とその副作用や後遺症に対する疑問や違和感が年々増していく中、自然と中医学にその解決方法を求めるようになっていきました。

臨床医の傍ら、北京中医薬大学中国中医科学院教授であり中国人間国宝、中医骨傷学の重鎮である臧福科先生に師事し、中医学を本格的に学びました。臧先生の下で学んだ推拿療法の素晴らしさや推拿療法をも含む中医学の奥深さを再認識していくなかで、おのずと自分の進むべき道を中医学の中に見出し、医療気功との出会いが私の新たなスタートとなりました。

中国では近年の政治的な混乱や伝統文化を排除する時代の中で、気功は一時氷河期を迎えます。しかし、慢性疾患や現代病と言われる病気に対する治療効果の高さから近年は中医学や気功が再認識されてきています。

漢方薬や鍼灸、推拿そして医療気功等の中医学による治療は何千年にもわたる臨床経験に基づいて構築された安全性や高い治療効果といった理論が基盤となっています。鍼灸と推拿、漢方薬と推拿など中国では中医師が治療を組み合わせることも一般的です。
医療気功もまた正しい理論の下、推拿や漢方薬、鍼灸による治療を合わせて行うことで相乗効果を得られる場合があります。ただし間違った医学の理論による治療の組み合わせはどちらかまたは両方の療法の効果を著しく低下させてしまうものであることをご理解いただきたいと思います。

病気は自らが治していくものです。すべての生き物には自己治癒力が生まれつき備わっています。気功のエネルギーがあなたの自己治癒力をバックアップし、痛んだり傷ついた細胞を修復して元気な細胞に生まれ変わる中でその一つ一つを気のベールで包んで守ります。

子どもの頃から親近感を持っていた日本に縁あって留学し、身近な人達に中医学や気功を教え始めたところから様々なご縁が広がり医療気功を必要としている多くの患者さんとの出会いに繋がっていきました。
これからも皆様とのご縁を大事に、日本で本物の中医学と医療気功を広めて行きたいと思っています。

どのような病気でも、症状であっても、あきらめないで下さい。探し続けてこのホームページを読まれている方、どうぞご連絡下さい。
あなたの本当の心身の「元氣」、生まれつき持っている元の氣を取り戻しましょう。

王気功・大成堂王事務所代表　王 ユァンジェン